津々浦々にて待つ

思いついた愚痴をうららかに書き始めるから、結びがぐだる

コ○ドーム・ラプソディ

 ※下ネタを多分に含みます。



 ぼくの友人の高校時代のエピソードに、『家に帰ったらコンドームの箱が親に見つかって、説教(?)を受けた』というものがある。たしかに、高校生のうちから性行為を活発にしているのは、親として余り喜べるものではないかもしれない(そのまま一生童貞であるよりは喜ぶべきことではあると思うが)。しかし、実際には半分近くの高校生が性行為をしているデータもあるわけで、最も性欲が高まるであろう青年にそれを絶対的に許さないのは現実的ではない。むしろ、ちゃんと避妊して行為に及んでいる点を評価すべきとも考えられるし、そう考えてもよいと思う。

 なぜ、高校生での性行為が忌避されるのか(一般的にはそう考えられるているとぼくは思うので)を考えると、①倫理的になんとなく良くないから。②子どもがそんなことをするのは気持ち悪いから。③妊娠するリスク。の3つに分けられるだろうか。

 順に考えていくとして

①は例えば、勉学に励むべき年頃に淫らな性行為をすることは良くない、のような話で、よく校則にあるような『不順異性交友を禁ずる』ということだ。確かに、強い快楽をもたらす性行為がまだ判断能力が未熟な高校生の間に広まることは社会風俗を乱すようなことにもなりえるし、学生としての本分にも影響があるだろう。また、売春を防止することを考えたときにも、ただ法律で禁じられているということだけではなく道義的になんとなくやってはいけないんだ、と考えられている方が役立つ。

 ②も①と似たような話だけども、より感情的な話だ。もし、ぼくに”可愛い”娘がいたとして、その娘がどこの馬の骨とも知れぬクソ高校生に傷物にされたと考えるだけで腸が煮えくり返るね。そういうことだ。心当たりのある学生の方は、歯の一本は喪う覚悟をしておけよコラ。これが、逆の場合はあまり聞かない。『キャーーッ!うちの○○ちゃんに手を出すなんて!この性悪女!!』みたいなパターンなのだろうが、なかなかないでしょう。

 最も説得力があり、重要だと考えられる理由はやはり③だ。

 いくらコンドームなどで避妊をしたといっても、100%ではない。したがって、万が一の事態というのが起こり得る。ひと昔前は、複数世帯同居で万が一そういうことになっても両親だけでなく他の親族からのサポートが得られた。しかし、核家族や一人暮らしがメインになった現代ではそういったサポートが受けられず、本人だけでなく親兄弟にもキツイ負担が及んでしまう。その結果、親による虐待や遺棄という結果に繋がってしまう。子供が出来てしまったときに責任を取る準備や心構えがないのに、安易に行為に及ぶのはやはりリスキーだと言わざるえない。

 それでも、若い力を抑え込むことは難しいだろう。ならば、極力リスクを抑えようと努力すべきである。回数を減らしたり必ず避妊したり、問題があれば相談するなど。また、親の側も頭ごなしに押さえつけようとするのではなく、一定の理解を示しつつも家庭内でしっかり教育をしたり、万が一の場合にどうするかなどを話し合うことが必要なのではないか。ホットな気持ちで衝動に駆られつつも、クールな頭で自制しつつ楽しんでいただきたい。


余談 サガミオリジナルから、ついに0.01ミリが出たらしい、、です。