津々浦々にて待つ

思いついた愚痴をうららかに書き始めるから、結びがぐだる

気にくわなければ、刺せ。

 カブトムシの交尾見たことありますか?とてもカクカクしていて面白いですよ。おすすめです。

 おはようございます。突然ですが、皆さんは何か法に触れるようなことをした経験はありますか?ちなみに、私はあります。たとえば、同級生を殴るとかモノを壊すとか。それで警察に捕まったわけではないですが、事実そのものを見れば法律によって禁じられていることをしているわけです。
 さて、皆さんのなかで警察に捕まって何らかの形で前科がついた人は殆どいないと思いますが(何人かはいるかも)、なぜなのでしょうか。警察にばれないように上手いこと悪さをしてるから?多分違いますよね(笑)。単に悪いこと自体していないのだと思います。じゃあ、なぜ悪いことをしないのでしょうか。欲しいものがあったら盗み奪い、気にくわない人間がいれば傷つけたり殺したり、良い女がいれば犯し、イライラすればそこらに火をつける。自らの欲求のままに動かないのでしょうか。
 理由その1 やってはいけないことだから(道徳的に抑制される)
まず考えられるのは、『やってはいけない』となんとなくわかっているからです。盗んではいけない、殺してはいけない、犯してはいけない。理屈で『なぜ』となる以前に、『ダメなものはダメ!』となっているのです。今までの人生、あらゆる機会にこうした価値観・道徳観が植え付けられてきています。親から、親類から、教師から。むしろ、『なんで人を殺しちゃいけないの?』『なんで盗んだらいけないの?』などと中学生・高校生が真面目に聞いてきたら、危ないやつヤバイやつだと思って避けるでしょう。
 理由その2 やると捕まるから(利益より不利益が大きい)
多くの人は、理屈じゃなく悪いことをしてはならないと考えます。それでも、あえて『なぜダメなのか。』を考えたときに最も答えとして挙げられそうなのがコレです。『法律で決まってるから』です。大半の人は警察に捕まって裁判にかけられて臭い飯を食いたいなんて思いません。刑罰、または罪を犯したことによる社会的な影響によって被る不利益の存在が、人に悪さをさせないようにしているのです。ただ、この理由だと『捕まらなければいい』とか『バレなければいいい』。挙げ句には『捕まるよりも悪さをした方が得だからやる』というようなことにもなってしまい、悪いことをしてはいけない理由に必ずしもなっていないような感じがします。また、法律で許されていればいいのかということにもなりますよね。仮に(あり得ないけど)、ムカつくやつは殺してもOKという法律が出来たとして、それで本当に人をバシバシぶっ殺していくことは『悪いこと』にはあたらないのでしょうか。そんなことないですよね。悪法も法なり、ではないということです。
 理由その3 平和に生きたいから(ホッブズ的考え)
『万人の万人に対する闘争状態』の回避のため。平和な社会を構築するため。という理由ならどうでしょうか。人間は放っておくと悪さをするから、皆が権限の一部を国家に譲り渡すことにより抑制しあう~という社会契約説のアレです。つまり、悪さOKにしちゃうと皆が皆悪さばかりするようになって平和に生きることが出来ないサバイバルになってしまうから、多少自分の欲求が制限されることになろうとも皆で譲歩していこう!というわけですね。なるほど、なんだか説得力を感じますね。

 つまり、その2のようにルールがあるからダメ!なのではなく、その3のように皆のためのモラルがあってそれを明確化させたのがルール。だから、ルールに従って悪さをしちゃならん、という。

 グダグダと書きましたが皆さんはどう考えますか?
考えは人によってだけでなく、同じ人でも状況によって大きく変わります。悪さをするときがいつか来るかもしれませんよ?

ps ホッブズとルソー、どっちがどっちかわからなくなってしまった。