津々浦々にて待つ

思いついた愚痴をうららかに書き始めるから、結びがぐだる

浮身

 久々に地下鉄に乗るとテンションが上がる田舎民です。こんばんは。

 浮気は悪いことなのか。
 浮気がなぜ悪いのか。まず、教養の授業で聞きかじった知識を元に考えていきます(同性愛については割愛)。
 
 まず、男の浮気が許されない理由は、女に対しての投資が減ると考えられるからです。オスが他のメスに入れ込むようなことかあれば、それだけ食べ物のような資源がそっちへいってしまい、自分の資源が減り子供を育てることが難しくなります。故に、メスはオスが他のメスに投資することを悪とします。

 次に、女の浮気が許されない理由は、女が他の男の子供を身ごもる可能性があるからです。人間は、基本的には1人のオスの精子しか受精出来ません。しかも、身ごもった子供が本当に自分の子供かどうか確かめる術もありません(現代では確かめることが可能になっているが、まったく一般的ではない)。だからこそ、託卵を回避するためにオスはメスが他のオスの子を身ごもることを悪とします。

 以上が生物的な観点から考えた浮気が悪とされる理由です。

 しかし、これらのことを現代で考えてみると、どうでしょうか。まず、コンドームやピルといった避妊具の登場、中絶技術の発達によって孕む危険性が少なくsexが出来るようになりました。これによって、女が浮気することの問題点がかなり減じられたように思われます。また、男の浮気に関しても、家庭を問題なく維持できるような資産、付き合い方をしていればある程度は許されるように感じます。また、他のメスに投資することが浮気ならば、アイドルグループのCDを買うことやイベントに行くことも浮気になるっちゃなります。

 つまり、さきほどの生物的に考えた浮気の定義だと、現代ではイマイチ府に落ちません。

 結局は、心の問題なのでしょうか。
思うに、仮に避妊が100%だったりデートやホテルの代金を女性の側が払うとしても、浮気を認めるなんてことはありえません。おそらく、本能的に嫌悪するようになっているのだと思います。浮気がなんで悪いかということをなんやかんや理屈をつけて考えてみましたが、結局は嫌なものは嫌なのです。それでおしまい。

 浮気をされることは、皆が嫌なのになぜ浮気をするのか。昨日もなぜするのかについて理屈っぽく喋りましたが、結局はより優秀な遺伝子を得るため、より多く自分の子孫を残すため、です。本人がそう思っているかいないかは別として、本能的にそうなっているのだと思います。結局、浮気は皆が嫌なこと、いけないことだとわかっているのにしてしまうのは、人が生物である以上は当たり前のことなんじゃないかと思ってしまいました。かなしい。

 技術の進歩で、本当に自分の子供かどうかがはっきりとわかるようになってきました。これからは、ますますそういったトラブルが顕在化してくることでしょう。浮気をすることは致し方ないことかもしれませんが、やる以上はそれなりの覚悟や準備をして臨むことを祈っております。浮心と浮身に幸あれ。


ps 男性器のカリがあの形なのは、他のオスの精液を掻き出すためらしいですよ。なるほど、いと趣深い