津々浦々にて待つ

思いついた愚痴をうららかに書き始めるから、結びがぐだる

自由な事実婚? 不自由な結婚?

 最近では、法的な意味での結婚、つまり入籍することなく事実上婚姻関係を結ぶ人が増えているらしい。理由は色々あるだろうが、例えば、夫婦別姓が良いからとか『結婚』に縛られたくないからとか、なのでしょうか?まあ、その辺りは浅学なので良く分からないが増えているのは事実のようです。元々は、フランスで事実婚が盛んだったらしいですね。

 まあ僕からすれば、結婚というのは子どもを産み育てるために当事者間の契約によってお互いを拘束し、連帯していくためのシステムなのだから、『家族』を築いていく上で最も効率的なんじゃないかと思いますし、あえて結婚しない理由もピンとこないです。子どもにとっても、親が法的に結婚してくれていたほうが都合が良いでしょうに。

 結婚ではなく事実婚を選ぶことは、『結婚』という形に囚われず自由であるかのように思われるかもしれませんが、実はそうとも限らないのではないでしょうか。そもそも、なぜ事実婚が可能になったかというと社会保障が充実してきたから、つまり国がケツを拭いてくれるようになったからだ、と思います。従来は結婚によって堅く連帯した『家族』でないと生き辛かったのに対して、公からの援助が増えたことでその形に頼る必要がなくなった、と。これは、確かに『家族』という関係に縛られることはなくなったかもしれないけれど、依存する相手が国になっただけで実際にはより縛られることになっているのではないでしょうか。

 事実婚が悪いとか結婚が良いとかそういうわけでなくて、ただ単に電車の中でそんなことを考えただけです。個人的には事実婚はちょっと賛同しかねるわけですが。どうなんでしょうね、

ps そもそも、結婚したいかしたくないかって話にもなりますけど、ぼくは結婚したいです。お見合いに期待します